アルゴリズムによる自動ペナルティは再起不能? Googleスタッフ目視の手動の対策はリカバリー可能
アルゴリズムによる自動ペナルティは再起不能?
Googleスタッフ目視の手動の対策はリカバリー可能
Googleのアルゴリズムによる自動ペナルティ、手動の対策、それらの原因となるガイドライン違反のSEOスパムの解説。
一般的には「○○アップデート」と呼ばれていますが、その後バージョンアップしたり、
微調整などで、影響が日常化していますから、「○○アルゴリズム」と称します。
オリジナルコンテンツが乏しいページが順位ダウンします。
ヘッダー箇所・フッター箇所・ナビゲーション箇所を除いて、つまりピュアなコンテンツ箇所のオリジナルのテキストが300文字以下の場合は、超危険です。
ペンギンは、スパム対抗を目的としています。
一般には、 ブラックハットやホワイトハットという区別も不明瞭でしょう。
さらに輪をかけて、アルゴリズムであってもGoogleは恣意的に感じますので、冤罪も多いです。
ただし、「SEOやりました!」ということではないかぎり、ペナルティを受けません。
方向性としては、キーワード点数を異様に高めないことです。
ページのキーワード記述、内部や外部のリンクのアンカーテキストの偏りなど、注意しておけば大丈夫です。
このアルゴリズムは、ペナルティではありません。
2014年12月12日にヴェニス・アップデートらしきものが導入され、検索者の地域によって検索結果、順位が変わるようになっています。
地域ポータルや、リアル店舗のサイトは、検索者の地域によって検索結果が違っている可能性を織り込む必要があります。
なお、地域に関係ないサイトは、事実上はヴェニスの影響を受けていません。
ページのファーストビューに、画像や内部リンクや外部リンクが占領していると、ペナルティを受けることがあります。
画像はともかく、リンクは基本的に他ページへ移動を促すものですから、おかしい変動が起こったときは、ファーストビューの、とくに広告などをページの下のほうに移動させることを手当ての選択肢に入れましょう。
基本的に、自動ペナルティかどうかの判定が難しいです。
次に、何が原因か、その特定も一筋縄ではいきません。
直前にやったSEOを取り消しても、非可逆的なペナルティの場合、つまり「あるSEOをなかったことにはできない」場合、即行のリカバリーは不可能です。
われわれSEO業に携わる者たちは、ペナルティでも何でも、分析と検証を続けますが、ビジネスサイトの場合は、判定や原因追及、リカバリー策のリストアップと試行錯誤など、費用対効果を考えましょう。
一生かかってもリカバリーを続けますか?
Googleのガイドライン違反は、ウェブマスターツールで「手動による対策」として警告されるようになっています。
手動の対策で、ポピュラーなのは「不自然なリンク」でしょう。
ある意味で、ペンギン・アルゴリズムの手動版になります。
不自然なリンクの警告は、ページ単位と、サイト全体に向けられたものがあります。
親切なことに、 再審査のリクエストを繰り返すと、つまり却下されるたびに、不自然なリンクのリストが2つ3つ例示されます。
Googleの意図は、リストのリンクはもちろんのこと、類似したリンクを削除し、さらに外部に委託したものはそこへきっちり連絡して削除依頼を出せということです。
削除依頼を拒否されたり無視された場合も、その旨を再審査リクエストに明記して、リンク否認しなければなりません。
なお 基本的に、不自然なリンクは、リカバリー可能ですし、要領よく最小限の削除にとどまれば、順位は回復します。
これは、パンダ・アルゴリズムの手動版になるでしょう。
逆に、自動で対応できるものはアルゴリズムで機械的にダウンさせ、それに漏れたものが手動の対策の警告を受けるということかもしれません。
自動でないので、ハッキリと順位ダウンの理由が確定して、ある意味でありがたいです(笑)
総当たりのリカバリーに励まなくて済みますから。
ウェブマスターツールに登録していない場合は、トップページのタイトルやコンテンツなどでフレーズ検索してみることです。
つまり、低品質のペナルティは、検索除外ということになります。
なお、リカバリーに成功することは稀です。
ドメイン廃棄が惜しいときは、別メインにリダイレクトしましょう。
これは、ペンギン・アルゴリズムの手動版です。
ウェブマスターツール以外の判定は、siteコマンドで確認します。
つまり、悪質スパムのペナルティは、インデックス削除ということになります。
これもリカバリーは難儀します。
コンテンツを根こそぎ取り替えて、再審査リクエストを繰り返すのみです。
スパムといいながら、コンテンツではなくドメインにペナルティがかかっています。
やはり、廃棄処分、もしくはリダイレクト。
Googleが許認可するSEOはホワイトハットと呼ばれ、ペナルティを与えるSEOはブラックハットと言われています。
手動の対策の「悪質なスパム」、あるいはペンギン・アルゴリズムのターゲットに該当します。
SEO塾では便宜的に、隠蔽系、転送系、リンク型の3つに分類します。
また、代表的なものだけピックアップして、SEOスパムを網羅しておりません。
単純に、キーワードやリンクを、ユーザーに見えないようにしているSEOスパムです。
隠蔽系のスパム効果は、ユーザーには見えなくて、ロボットには読めるので、ユーザーの反感を買うことなく上位表示を期待できることになります。
隠蔽系の中でもっともポピュラーで初歩的、かつキングであり、自動手動のペナルティを受ける危険度はかなり高いでしょう。
隠しテキストと要領は同じですが、SEO対象サイトではなくサテライトなどのリンク供給側のサイトで実行することが多いです。
そのため、リンク元にペナルティはかかるでしょうが、リンク先にまで累がおよぶかは不明です。
隠しテキストとのダブルのSEOスパムなので、危険度はさらに高いでしょう。
転送系に共通するのは、検索ユーザーには価値のないページを、SEOを盛り込んで上位表示させていることです。
Googleのウェブマスター ヘルプには「誘導ページ」とありますが、SEOエキスパートではドアウェイページ(Doorway Pages)、ゲートウェイページ(Gateway Pages)、ホールウェイページ(Holeway Pages)、ブリッジページ(Bridge Pages)などとも呼んでいます。ドアページ(Door Pages)も。
キーワード検索で上位表示されているページが、ユーザーに有用ではなく、さらに別のページに導くことを目的としています。
サイトやページの移転では、301リダイレクトを用いることが定番ですが、「悪用」とは、SEOを仕込んで上位表示されたページから、見せたいページに転送しているからです。
301リダイレクト以外の例としては、
もちろん、リダイレクトがすべてスパムということではなく、クリックしたユーザーが意図しないページに飛ばされる場合に、スパムとなります。
注意点としては、404ではなく200を返すようなソフト404で、その場合は存在しないページがインデックスされたままなので、検索結果のURLが別URLに転送されることになり、不正なリダイレクトの疑惑をいだかれることになります。
クローキング(cloaking)は、SEOスパムの最高峰です。
検索エンジンのロボット(クローラー、Googlebot)と、一般のユーザーを、ある手法によって振り分けます。
注意点としては、サイト運営上のしかけとして、ユーザーではなくロボットを振り分けの対象にすると、クローキング疑惑をまねく可能性もあります。
Googleはリンクの検索エンジンなので、スパムも数多く開発されています(笑)
ブログにつきものの、リンク付きのコメントです。
機械的に、つまりプログラムで来襲することが多いです。
ブログにリンクが張られるトラックバックも、スパムの温床となっています。
ボウリング(bowling)、10本のピンを倒すあのボウリングです。
目の上のたんこぶ、自社サイトより上位表示されている競合サイトにめがけて、質の悪いリンクを浴びせかけて、順位をダウンさせることを目的としています。
Googleボウリングが、用語としては有名。
また、「逆SEO」と称して、競合を落とす闇の業者も存在するようです。
過去に実験したところでは、不正なリンクによってダウンするページはほとんどありませんでした。
最近は話題になることもないのですが、実際にボウリングの効果はあるというSEOエキスパートもいるようです。
金銭によってバックリンクを求める行為は、Googleがもっとも嫌うところです。
キーワードの詰め込み、つまり量産して、ページのコンテンツボリュームを増やす、またはページ数を増やすやり方です。
手作業でやる肉体労働派もいますが(笑)、多くはツールを使って自動生成しています。
ツールを使うパターンとしては、他人のWebやフィードなど、キーワードを含むテキストをかすめ取ってきて、つなぎ合わせるものも多いです。
ルールとジャッジは違います。
Googleはガイドラインとして公言していますが、かならずペナルティを受けるものではありません。
だからといって、進んでスパムを実行することをお勧めはしませんが…
転送系だけは、ペナルティを受ける確率が非常に高く、さらに冤罪も多いです。
サイト内リダイレクトも、注意深くやる必要があります。
また、隠しテキスト、誘導ページ、クローキング、不正なリダイレクトなどSEOスパムのページを見つけたら、Googleに報告してみよう。
たとえば、パンダ・アップデートやペンギン・アップデートのタイミングで、順位ダウンしたとしても、絶対にパンダやペンギンによるペナルティとは断言できません。
付随する、他のアルゴリズムによるものかもしれません。
そもそも、パンダやペンギンも、名前はあっても正体はハッキリとは特定できません。
おもに、海外のSEOエキスパートが、あーでもない、こーでもないと言っているだけです。
また、ガチガチにGoogleのガイドラインを意識していなくても、普通にWebサイトを運営しているかぎり、つまり「SEOをやりました!」ということでもないかぎり、パンダやペンギンの影響を受けることはほとんどありません。
そのやりました!というSEOも、じつは問題だったりします。かぎりなくスパムに近い、Googleの力を見くびった所業でしょう。
ペナルティ回避として、SEOを一からやり直すことをおすすめしたいです。
今まで10位以内だったのに、ヴェニス以降20番台や100番台のケースも多く見られます。
Googleのクセとして、良いものを上げるよりも、悪いものを下げることに偏っていますから、考え方として、ヴェニス・アルゴリズムでは自動ペナルティが適用されていると見なすようにしています。
話が小難しくなりますので、簡単に。
絶対にペナルティを受けないと思っていたら、青天の霹靂のような順位ダウンは不確実性になります。
ペナルティを受けるかもしれないと織り込み済みなら、リスクになるでしょう。
SEO塾が強くお勧めするのは、複数のメインサイトを運営することです。