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孫子0 著作と時代と兵法書と軍政一致と

孫子0 著作と時代と兵法書と軍政一致と
米陸軍戦略大学校テキストや武経七書 孫子の作者は中国先秦 春秋時代の孫武、戦国時代の孫臏、まとめは三国志魏の曹操と言われているが…

孫子とは

「孫子」とは、孫先生また孫先生の著作という意味

孫子(孫先生)は、中国の春秋時代の「孫武」、その子孫で中国戦国時代の「孫臏(そんぴん)」
著作のほうは、孫武作、孫臏が作成または修正追記、あるいは後世の誰かが修正追記したものなど、諸説ある

現代、多く目にする『孫子』は、三国志 魏の曹操がまとめたものをベースにしているらしい

秦 始皇帝による中華統一は紀元前221年、その前の先秦時代が春秋戦国時代と呼ばれている
孫武は紀元前500年頃、孫臏は紀元前350年頃の人
曹操は、155年~220年

とにかく古い、読む価値はある?

孫子の本

『孫子』の書物や解説書は数多い

孫子

おすすめは、下記
かなり高額で現在売り切れ、中古品もまた値段が張る

孫子 (戦略論大系)

なお、解説書については、中国文学者が門外漢の軍事を語り、取って付けたようにビジネス応用に結びつけているが

孫子とクラウゼヴィッツ

上記は、米陸軍戦略大学校テキストということで、軍事オタクは読んでみるといいだろう
(大佐および中佐レベルの人たちが入学対象の学校のテキストなので、軍事無知ではハードルが高いと思う)

孫子の時代

周王朝が衰退し、春秋時代は百数十の諸侯がほぼ独立して国を運営
戦国時代は7国を諸公が支配

始皇帝が中華統一するまで、中国はつねに戦争状態
もちろん秦以降でも、戦乱は収まらない(中国の王朝交替は武力による革命がほとんど)

『孫子』いがいの兵法書

そのような中国の状況によって、「武経七書(ぶけいしちしょ)」がある

孫子、呉子、尉繚子(うつりょうし)、六韜(りくとう)、三略、司馬法、李衛公問対(りえいこうもんたい)

最後の「李衛公問対」以外は春秋戦国、あるいはそれ以前の著者の書といわれている

また、漢建国に貢献した韓信は、当時の五大兵法書(孫子、呉子、六韜、三略、司馬法)を暗記していて、かつ実践の応用も解説し、丞相の蕭何に見出されている

丞相は、宰相、相国とも称され、首相・総理大臣のこと
日本では、平安時代の太政大臣の唐名、平清盛は平相国や入道相国と呼ばれている

ともあれ、『孫子』はいつも兵法書の筆頭である

「武経七書」は、徳川家康が研究を深める指示を出している

追記:軍政一致

『孫子』では、三軍という言葉が出てくることがある

三軍とは、現代では陸海空の軍隊のことであるが、孫武の時代では、中軍上軍下軍のことである

三軍では、それぞれ将と佐の6人が、軍事の指揮官、政治の大臣であった
中軍の将が、宰相となり、軍事と政治が一体となっている
(といっても、それが全うされたのは、春秋時代の晋や楚くらいであるが)

ところで、中国に限らず、世界の歴史では、建国者や創始者の王などがみずから戦場に出て剣などの武器を振るうことが多いようだ

平安末の平家 平清盛を含め、源頼朝、足利尊氏、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、などなど
(幕末が武家政権であり、明治維新の主役も下級武士というところが、欧米列強による植民地化を阻止したともいえる)

IT関連では、GAFAやMicrosoftなども、創業者はプログラマーでもあったと思う

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