スマホサイトWeb WordPressなどのSEO
小画面 少コンテンツ 省テキスト 多画像対応の
コーディング実験検証
Googleのたび重なるアルゴリズム変更や、パンダやペンギンなどのペナルティ導入。
はたまた、不自然なリンクなどの手動の対策。
SEOは不可能になりつつあるような世間の風が吹いているが、今までのやり方が通用しなくなっただけで、SEOをやろうがやるまいが、あいかわらず検索上位のページのトラフィックは莫大であり、スマートフォンでのモバイル検索も上昇気味である。
上位表示されているページには、その順位に根拠があるはずだ。
旧態依然のSEOは絶滅危惧種で間違いないが、その順位の根拠を解明できたなら、そのSEOではWebやビジネスは大繁盛するだろう。
SEOは、Googleを相手にするのではなく、まず競合を相手にする。
競合のSEOを上回れば上位、下回れば下位、となる。
そのSEOの盛り込み具合を数値化できるなら、数値的に競合を上回ることによって、順位アップが可能である。
具体的に、何を、どれだけ、やるべきか
何がダメなのか
これを統計的に数値的に検知することが、悲願であった。
順位を反映するランクグラフ、その見本をご覧いただきたい。
ある程度の難度のキーワード、順位チェッカーGRCの「上位100追跡」、Googleの地域検出を除外したグラフである。
後述するが、上の4つのサイトの、内部対策と外部対策のデータを取得して、グラフ化している。
上に行くほど、ページ数・リンク数が多い。
右に行くほど、スコアが高い。
見た感じとしては、青が突出しているのが分かる。
その突出箇所に惑わされるので、重要な箇所をクローズアップすると
見た目にも、青 → 赤 → 黄 → 緑 となっているとは思えないだろうか?
ちなみに、外部対策のデータのグラフを見ると
赤のほうが上回っている感じである。
(実際、ここでは数値を示さないが、赤が青を上回っていることはもちろん、黄も青以上なのである)
よって、外部リンクを盛り込んでも、赤のサイトオーナーはなぜもっと順位が上がらない、あるいは黄オーナーはトップ10に入れない、そのように嘆くかもしれない。
とはいうものの、それだけの外部リンクを調達しているからこそ、今の順位であって、外部リンクがなければもっと順位は下のほうになる、というのが客観的な評価である。
これまた後述するが、サンプルのランクグラフの元のデータ、数値は次のとおり
データ | チェック総数 | スコア総計 | 中高スコア計 |
---|---|---|---|
青 | 5221 | 60951 | 52649 |
赤 | 2476 | 23935 | 21003 |
黄 | 1361 | 13865 | 10695 |
緑 | 978 | 7804 | 6076 |
内部対策と外部対策のページ数・リンク数などはもとより、それらのスコアの総計も、順位どおりの 青 → 赤 → 黄 → 緑 となっている。
ランクグラフのスコア区分は、次のとおり
サンプルでは、とくにスコア総計が順位に反映するような事例を取りあげているが、それでも、外部対策のみを対象とした分析では順位の根拠がまったく分からず、内部対策のデータ化や数値化を加えてはじめて、順位の根拠らしきものが見えてくる。
順位に反映するデータには、次のものがある。
順位に影響をおよぼすランクグラフのデータは、今のところ、下表のとおりである。
ランクグラフ | 適正な施策 | 高スコア | 低スコア |
---|---|---|---|
全体 | スコア総計・中高スコア計が競合以上で順位アップ | 全体のスコア総計・中高スコア計が不十分でも順位アップ | 全体のスコア総計・中高スコア計が十分でも順位ダウン |
内部対策 | 外部対策不備でも順位アップ | 全体のスコア総計・中高スコア計が不十分でも順位アップ | 全体のスコア総計・中高スコア計が十分でも順位ダウン |
外部対策 | 内部対策不備でも順位アップ | 全体のスコア総計・中高スコア計が不十分でも順位アップ | 全体のスコア総計・中高スコア計が十分でも順位ダウン |
今回の100を越えるデータ分析から驚く結果となったのは、内部対策の低スコアページによる順位ダウンの影響と、その被害の多さである。
迂闊にサイトのページを増やすと、痛い目にあうことが多いのである。
(これは、パンダ臭もありそう…)
ランクグラフのデータは、下記から取得している。
Googleの順位づけの根拠を、イギリスのSEO企業のデータを使用して解析することになる。
また、Majestic SEOでは、参照するスコアとして、サイテーションフロー(Citation Flow:CF)とトラストフロー(Trust Flow:TF)を算出し、かつグラフ化しているが、SEO塾/アルゴリズム社の現在のデータとして採用するは、サイテーションフローのみとしている。
やりたいことは統計データにもとづくなんらかの指標を確認することなので、データは当面はしぼり込む。
誤解をまねくかもしれないが、サイテーションフローはPageRankと同じようにスコア化している。しかも、100段階なので統計データとして活用しやすい。
外部対策としては、バックリンクデータをダウンロードし、
この2つを、外部対策のデータとしている。
もちろん、キーワード単独のデータは、キーワードを含むものと、重複する。
あえて、キーワード単独を2回カウントすることによって、このリンクの効果をあぶり出す意図がある。
とはいうものの、このデータは、外部リンクそのものが多く、かつ内部リンクまで対象にすると、埋没気味である。
nofollowは除外。
同一ドメインからの大量リンクも配慮。
ほんとうは、外部対策は外部リンク、内部対策は内部リンクと表現したいところだが、内部リンク、そのリンク元を抽出し、スコアを参照することは、永遠の課題である。
Search Consoleも、アカウントを登録しているユーザーのみなので、一番知りたい競合の内部リンクは、これからも知ることは無理だろう。
よって、内部リンクではなく内部対策と、ぼかした表現になっている。
内部対策としてのデータは、サイト内ページのスコアつき一覧を、Majestic SEOからダウンロードしている。
これも、数カ月も悩んだところだが、Googleのsiteコマンドでは事実上は数百ページしかゲットできない。数万ページもあるCMSメガサイトではお手上げである。
ある程度の難度のキーワードでは、SEO対象ページは、トップページもしくは重要なカテゴリートップであることが多く、SEO対象ページに向けた内部リンクは、キーワード入り、かつサイトワイド(テンプレート仕込み)ということがほとんどだろう。
よって、サイト内ページをサルベージしてスコアをチェックし、それをデータとして取り込んでも間違いではないと思う。
以降の記事投稿で、解説をしていく予定である。
SEO塾/アルゴリズム社のクライアント様に向けては、準備が整い次第、サイト個別の強化策をお伝えしていく。
SEOマニュアル2016も、追記や改訂をする。
(すでにご購入の方は、無償でバージョンアップ版を提供)
SEOセミナー2016は、予定しているプログラムを変更して、シナリオとスライドも修正中。
それでは