SEO失敗の最高の事例

じつは、このページを公開することが、これまで一連の記事作成の目的であり、予備知識としてランクグラフのイントロと内部対策を投稿している。

それ相応の外部対策をやっていて、しかも一定期間は順位が上がったのに、なかなかそれ以上に上昇しない、それどころか下降する、そのような現象のほとんどのページで、今回解説する内部対策というか、サイト内部の低スコアページが多いことが発見できるのである。

サイト内部の低スコアページが多くて順位が下降トレンド

サイトの低スコアページ、サイテーションフローが低いものが多いと、

  • あるところまでは順位が上がるがそれ以上にならない
  • 同じような順位で停滞している
  • 上がっても下がる
  • 下降するとなかなか上昇しない

このような、「SEOの失敗」にさいなまれる。
しかも、ほとんどの人は、外部リンクが原因と見なすだろう。

さらには、外部リンクの危険性を回避したつもりで、内部対策への信仰(数値的根拠がないから)が加速する。
ところが、サイト内部の低スコアページが多すぎると順位ダウンをまねき、SEO失敗の被害が拡大してしまう。

外部も内部も駄目駄目になっていくのである。

ランクグラフの詳細

ランクグラフで見るべきもの、順位に反映するデータには、次のものがある。

  • 内部対策・外部対策のページ(リンク)総数
  • 上記のスコア総計(この数値の高低が、順位の上下にもっとも反映する)
  • 中くらいと高いスコアの計(スコア総計の次に参照するべき数値)
  • 高いスコアの計(スコア総計が低くても順位アップに貢献することがある)
  • 低いスコアの計(スコア総計が高くても順位ダウンに影響することがある)

順位に影響をおよぼすランクグラフのデータは、下表のとおりである。

ランクグラフ 適正な施策 高スコア 低スコア
全体 スコア総計・中高スコア計が競合以上で順位アップ 全体のスコア総計・中高スコア計が不十分でも順位アップ 全体のスコア総計・中高スコア計が十分でも順位ダウン
内部対策 外部対策不備でも順位アップ 全体のスコア総計・中高スコア計が不十分でも順位アップ 全体のスコア総計・中高スコア計が十分でも順位ダウン
外部対策 内部対策不備でも順位アップ 全体のスコア総計・中高スコア計が不十分でも順位アップ 全体のスコア総計・中高スコア計が十分でも順位ダウン

100を越えるデータ分析による統計的な暫定結論である。

GRCの上位100追跡

例によって、GRCの上位100追跡

内部対策の低スコアページ過多でSEO失敗 GRC上位100追跡から

有料メルマガで、ビッグキーワード棚卸しで取りあげてきたキーワードの1つである。

スコア総計のランクグラフ

今回は上位ページの優位性ではなく、下位ページの何が問題なのか、ランクグラフとその元データ・数値を見ていく。

内部対策の低スコアページ過多でSEO失敗 スコア総計のランクグラフ

グラフを見ると微妙なところもあるが、ある1箇所のスコアだけ下になっているだけで、他のスコアではほとんど上回っている。
赤が青より上位になって当然である。

ランクグラフのデータ(数値)は

このランクグラフの元のデータ、数値は次のとおり

データ チェック総数 スコア総計 中高スコア計 高スコア計 低スコア計
1221 10248 9575 3537 673
4428 21906 18935 6128 2971

今回、はじめて「高スコア計」と「低スコア計」を加えている。

チェック総数は順位を反映しないので、無視。
スコア総計、中高スコア計、高スコア計、これらのすべてで赤が青を凌駕している。しかもダブルスコアである。

そして気になるのが、低スコア計である。

外部対策(外部リンク)のランクグラフでは

今回は、先に外部対策のデータのグラフを見る

内部対策の低スコアページ過多でSEO失敗 外部対策のランクグラフ

これも見ただけで、赤が青より良さそうと思える。

外部対策 チェック総数 スコア総計 中高スコア計 高スコア計 低スコア計
815 4545 3879 414 666
1041 8152 7701 2955 424

これまた赤は、スコア総計、中高スコア計、高スコア計、これらすべてで青を上回っている。

そしてまたまた目につくのが、低スコア計。
外部対策(外部リンク)では、青が多い。これも注目。

内部対策のランクグラフでは

では、メインテーマの内部対策のランクグラフ

内部対策の低スコアページ過多でSEO失敗 内部対策のランクグラフ

問題の内部対策

内部対策 チェック総数 スコア総計 中高スコア計 高スコア計 低スコア計
364 5342 5335 3053 7
3286 12630 10090 2622 2540

ここでも赤は、スコア総計、中高スコア計は圧倒的。
ただし、高スコア計は少し下。

最大の注目点は、赤の低スコア計である。
2540÷12630=20.1%
低スコア計をスコア総計で割ったものを、「低スコア率」と仮に称する。

この、内部対策にて、低スコア率が20%を越えると、非常によろしくない。

内部対策の低スコア率が20%以上

外部対策では、青のほうが低スコア計が多かった。(ただし、その低スコア率は14%ほど)
よって、内部対策の低スコア計、および低スコア率のほうが問題化すると判断する。

ところで同じキーワードの、他ページで低スコア率が20%以上のものを検証してみると、1年間のトレンドは非常に荒れている。

内部対策の低スコア率が20%以上  GRC上位100追跡から

たとえば今2位のページも、その前は1位であり、さらに前は乱高下している。今後も変動する可能性がある。
他の2つも、かなり不安定である。

こういった現象を、すぐペナルティと言う人がいるが、そんな言葉で片付けられないほど、奇妙でいやらしい。

まず、あるときはそれなりの順位(トップ10)になるということ。
そして、乱高下や微変動がつきものだが、あるいは100位以降に下降しても、復帰するということ。
どれがほんとうの順位か分からない…

基本的にはGoogleのルール、アルゴリズムに適合した内部対策と外部対策のはずなのだが、ジャッジの段階でスコアが減額されている可能性がある。
しかも、日々刻々とジャッジやり直しとなっているような…

これに対して、同じキーワードの上位ページは、安定感がある。

内部対策の低スコア率が20%未満  GRC上位100追跡から

現象と予想される原因は、このとおりである。

別の内部対策が外部対策を上回る事例

もう1つ、内部対策低スコア率20%でSEO失敗の別の事例を。

GRCの上位100追跡

健康・美容関連、オフィシャルもアフィリエイトも多い、難度が高く儲かるキーワードである。GRCの上位100追跡。

内部対策の低スコア率が20%以上 GRC上位100追跡から 別事例

これも有料メルマガで、ビッグキーワード棚卸しで扱ったキーワードの1つ。

上位のページも微変動し続けているので、少し事例としては最適ではないが、それ以上に乱高下しているターゲットに注目。

スコア総計のランクグラフ

ここでも、ランクグラフとその元データ・数値を見て、下位ページの何が問題なのかを検証する。

内部対策の低スコアページ過多でSEO失敗 スコア総計のランクグラフ 別事例

グラフを見ただけでは、 赤が青より劣るところはよく分からない。

ランクグラフのデータ(数値)は

ランクグラフの元データ、数値は次のとおり

データ チェック総数 スコア総計 中高スコア計 高スコア計 低スコア計
460 3110 3022 195 88
1296 5078 3180 230 1898

低スコア計を除いて、スコア総計、中高スコア計、高スコア計、すべてで赤が青を上回っている。

問題なのは、もちろん低スコア計である。

外部対策(外部リンク)のランクグラフでは

外部対策のデータのグラフ

内部対策の低スコアページ過多でSEO失敗 外部対策のランクグラフ 別事例

こちらは、青と赤は拮抗している。

外部対策 チェック総数 スコア総計 中高スコア計 高スコア計 低スコア計
83 737 692 0 45
46 688 685 38 3

難度が高く儲かるキーワードにしては、拍子抜けしそうだ。
(ただし、このキーワードのトップクラスでは、スコア総計は2000近い)

内部対策のランクグラフでは

本題の内部対策のランクグラフ

内部対策の低スコアページ過多でSEO失敗 内部対策のランクグラフ 別事例

問題の内部対策

内部対策 チェック総数 スコア総計 中高スコア計 高スコア計 低スコア計
376 2345 2302 195 43
1245 4295 2400 192 1895

赤は、スコア総計で2倍近い、中高スコア計と高スコア計は互角。

もちろん注目点は、赤の低スコア計である。
1895÷4295=44.1%
低スコア率は、40%を越えている。

内部対策と低スコアページのまとめ

外部リンクも十分、競合以上。
サイトのページ数も、競合より多すぎるわけでも、少なすぎるわけでもない。

しかも、順位は上がる。

しかし、たとえば11位まで行けるが、トップ10は逃す。
トップ10に入っても、しばらく経つと11位以降(かつ15位以内)になる。

最悪なのは、微変動や乱高下で、同じような順位に上がり下がりしている。

このような現象、順位トレンドに悩まされている場合は、サイト内ページのCFをチェックしてみることである。

これは、通常アルゴリズムに組み込まれた「パンダ・アップデート(パンダ・アルゴリズム)」の仕業かもしれない。
逆に、パンダ対策として、希薄なコンテンツの手当てだけでなく、内部リンクの見直しをすることも重要だろう。

内部対策と低スコアページの問題と対処法

外部リンクがほとんどなくても、内部対策のみで順位アップできる。
しかし、低スコアページが量産されていると順位ダウンしかねない。
つまり、サイト内ページを増やすことは、諸刃の刃となる。
数値的な根拠のない内部対策は、自滅しかねない)

第一に、SEO対象ページ(たとえばトップページ)に内部リンクを張るすべてのサイト内ページが問題となる。
第二に、SEO対象ページへ内部リンクを張っていてもいなくても、低スコアページが大量に存在することで、サイト全体の評価が低下することもある。(パンダ・アルゴリズムのように…)

基本的には、サイトの設計方針が問題となる。

コンテンツが薄いページはつくらないことは当然として、それよりも末端ページの隅々まで、わずかであっても内部リンクが行き渡るしかけ、逆に主要なページ(カテゴリートップなど)を数多くつくり、しかもスコアが高くなるようなしかけ、これが必要である。

低スコアページもないが、高スコアページもない。
そもそも、サイトが50ページ以下では、内部対策の期待も薄くなる。
月並みだが、ある程度のボリュームのオリジナルコンテンツのページを、増やしていくべきである。

また、どうも内部リンクでnofollowを入れすぎるとよろしくない感触である。
作為的なmeta robotsの「content="noindex,follow"」も、できるなら検証が必要だろう。

とにかく、内部対策は、予想以上にややこしい。
(もちろん、外部対策も、効果と安全を求めるとサーカスになる)

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