スマホサイトWeb WordPressなどのSEO
小画面 少コンテンツ 省テキスト 多画像対応の
コーディング実験検証
かつて見た名作。
100年経って黒人差別はなくなったか。
才能ある人が、家族であったり恋人であったとき、どうするべきか。
大人買いとはならないが、青少年のころのテレビ番組をふと思い出して、購入および視聴。
DVDは格安になっているし、せめてレンタルなどで見ることをお勧めしたい。
大草原の小さな家のインガルス一家の話は、アメリカの西部開拓時代、19世紀末。
放送(制作)されたのは、1970年後半。
聡明で学問好きな黒人少年のソロモンが、奴隷解放後ではあるが、ささやかな土地でずっと農業に携わらなければならない、夢も希望もない未来を拒んで、家出をする。
インガルス家に居候しているときに黒人医師を見かけて、医者を一瞬は目指す。
しかし、その医師に診察をしてもらうような白人は誰ひとりおらず、やはり黒人は差別され白人と同等になっていないことに絶望して、ソロモン少年は学問を諦め、実家に戻る。
100年後は黒人差別もない世の中になっているだろう。
それがソロモン少年がローラに残した言葉。
これをテレビで見たとき、私は泣いてしまった。
家族はどん引き(笑)
1970年後半という時代も、黒人差別はなくなっておらず、虚しい100年ということ。
今は、医師や弁護士、大統領までも黒人が就いているが、2016年の今なお、白人警官による黒人射殺が頻発しており、ソロモン少年の描いた未来はなお遠い。
大草原の小さな家の主人公、作者はインガルス一家の次女、ローラ。
その姉のメアリーの初恋の話。
メアリーの恋人、ジョンは詩を書く才能がある。
出版社から認められるが、その才能を磨いて本を出すには、大学に行くこと。奨学金は出すと。
ジョンの父は、農業を継ぐことを激しく望み、メアリーもまた、4年間も都会に行くことを懸念。
ジョンは、父と恋人の願いを受け入れて、進学を諦め詩を捨てて、農業に勤しむと決断。
圧巻にしてさり気ないのは、メアリーの母キャロラインが、ジョンの詩を読んで、こういった巧みな表現はどうしてできたのか、尋ねたことがあるかと。
ドラマでは描かれていなかったが、惚れた腫れたもよろしいが、恋人の才能のキモに触れていなのはいかがなものか…
そして、父親や恋人のために、自分を偽って大学も詩も失っては、ジョンはジョンではない。
それがいいのかどうか。
結局、父親も恋人も、本人が一番やりたいことをやらせることを認めて、ジョンは汽車に乗って大学のある都市へ旅立つ。