Google、Apple、Amazon、Facebook、Microsoft、Yahooの2015年4-6月期(Q2)の決算 株価・時価総額

2015年4-6月期の決算 株価・時価総額
MSはモバイル部門精算、Windowsも不調。Googleもモバイルデバイス視聴のYouTubeの広告で稼ぐ。AppleはiPhone 6で世界一の時価総額を継続。Amazonも久しぶりの赤字解消。Facebookは増収減益

Google、Apple、Amazon、Facebook、Microsoft、Yahooの2015年4-6月期(Q2第2四半期)の業績

Google Inc(GOOG)、Apple Inc.(AAPL)、Amazon.com, Inc.(AMZN)、Facebook Inc(FB)、Microsoft Corporation(MSFT)、Yahoo! Inc.(YHOO)が、2015年4-6月期(Q2)の決算を発表している。

  • Google Inc.(GOOG)、米国時間2015年7月16日発表
  • Apple Inc.(AAPL)、米国時間2015年7月21日発表
  • Microsoft(MSFT)、米国時間2015年7月21日発表
  • Yahoo! Inc.(YHOO)、米国時間2015年7月21日発表
  • Amazon.com, Inc.(AMZN)、米国時間2015年7月23日発表
  • Facebook Inc(FB)、米国時間2015年7月29日発表
2015年4-6月期 (単位:ドル)
 売上純利益1株利益
Google177億3000万39億3000万6.99
Apple496億0500万106億7700万1.85
Amazon231億8500万9200万0.19
Facebook40億4000万7億1900万0.25
Microsoft221億8000万-31億9500万-0.40
Yahoo12億4300万-2200万-0.02

※GAAPベース

TAC
Traffic Acquisition Cost、広告を掲載したパートナーに支払うトラフィック獲得費
1株利益
1株あたりの純利益額
GAAP
Generally Accepted Accounting Principlesの略。ギャープと言うらしい…
US-GAAPは、アメリカの一般に認められた会計原則
非GAAP
株式の報酬や所得税、その他の損益などを調整して、企業の決算をトレーダーに見えやすくする会計?

前年同期:2014年4-6月期

前年同期の決算は次のとおり

2014年4-6月期 (単位:ドル)
 売上純利益1株利益
Google159億6000万34億2000万6.08
Apple374億3200万77億5000万1.28
Amazon193億4000万-1700万-0.27
Facebook29億1000万7億9100万0.42
Microsoft233億8000万46億1000万0.55
Yahoo10億8400万2億7000万0.26

4-6月期≠Q2第2四半期

アメリカでは、3カ月ごとに決算を発表している。

第1四半期1-3月期first quarter1Q または Q1
第2四半期4-6月期second quarter2Q または Q2
第3四半期7-9月期third quarter3Q または Q3
第4四半期10-12月期fourth quater4Q または Q4

じつは、企業の決算月によって、四半期の呼び方が変わり、第1四半期(Q1)が1-3月期なのは、12月に年度決算を迎える企業だけである。

このブログでは、そこは無視して、今までどおりに「1-3月期」をメイン表示、「Q1第1四半期」を()内のサブ表示とむりくり称することにする。

GOOG、AAPL、AMZN、FB、MSFT、YHOOの2015年4-6月期(Q2)の業績

GOOG(Google)、AAPL(Apple)、AMZN(Amazon)、FB(Facebook)、MSFT(Microsoft)、YHOO(Yahoo)各社の2015年4-6月期(Q2)の業績は、簡単に次のとおり

なお、世界一の時価総額ということもあるだろうが、情報はAppleが圧倒的に多い。
もちろん、業績がアナリスト予測以上なら賞賛やら絶賛やら、前年同期比アップでも成長が鈍化したなど重箱の隅をつついては罵倒、賑やか極まりない(笑)

Google Inc.(GOOG)

Googleの売上と利益は、検索連動広告がほとんど、周知の事実であるが、他方ではモバイル一辺倒で、この企業の集中というか偏重というか、異常な感じである。

ところで、モバイル一辺倒でも、肝心の売上・利益はiPhone経由が4分の3を占めているらしい。
モバイルのデバイスのシェアはその逆で、Androidが圧倒的なのだが、やはりiPhone所有者のほうがリッチで広告にも関心あり、よく買い物をするということだろう。

そして、モバイルの売上と利益のかなりの部分を担っているのがYouTube。
スマートフォンユーザーが視聴する時間は前年比で50%以上のアップ。
これがあってこそ、Googleは成長し続けることができている。

同一アカウントでのすべてのサービスに対するGoogle+の強制紐付けも解消される見込みで、GoogleはSNSで完全敗北と言えるだろう。

パソコンからスマホへとユーザーが流れていっても、検索がパソコンからスマホとへ流れているわけでもない。
検索そのものは減っているわけで、コアユーザーなら分かると思うが、モバイルではブラウザーをほとんど使わずアプリばかりとなる。

現在のアプリの、ユーザーインターフェース(UI)やユーザーエクスペリエンス(UX)が一般的になってくると、フラットデザインではないWebサイトも、スマホユーザーに違和感をいだかれる可能性もある。

Apple Inc.(AAPL)

iPhoneおよびMacが、第3四半期としては過去最高の販売台数を記録。
iPadはダウン。
他のアイテムやサービスも、おおむねアップ。

海外では、とくに中国で伸びがいちじるしい。

Apple Watchの出荷販売数をAppleはあきらかにしていないが、調査会社によると第2四半期で400万台を出荷していて、スマート・ウォッチの75%のシェアを獲得しているらしい。

この2015年第2四半期の世界市場におけるスマートフォン出荷台数のシェアは、
総出荷台数は約3億3720万台。約7320万台(21.7%)Samsun、約4750万台(14.1%)Apple、約2990万台(8.9%)Huawei。
マクドナルドほどではないが、Samsunはスマホ事業でかんばしくない。

販売台数ベースで、iOSデバイスがPCを追い越したらしい。
もっとも、Androidデバイスは2012年3月に抜きさっているが…

Appleは、新しい商品を開発するワクワク感がなくなってきた、もう終わりだという論調がある。
まあ、そんなことを言えば、既存の大企業はほとんどがオワコンだろう(笑)

Amazon.com, Inc.(AMZN)

2014年10-12月期以来の久しぶりの黒字で、市場が騒いでいる(笑)
Amazonもその気になれば利益を出せるというアピールになっている。

そこで急騰、瞬間的には時価総額が2670億ドルになり、あの巨人Walmartを上回った(時間外取引で2335億ドル)。
デジタルがアナログを凌駕するという、市場が驚嘆し欣喜する現象だろう。

クラウド・サーバー関連のAWS事業、売上が18億2400万ドル、前年同期(10億500万ドル)に対して81.5%増。
また、早期配送・コンテンツ配信の有料会員サービスが、かなり成長。

Facebook Inc(FB)

前年同期に対して、大増収(39%アップ)、減益(9%ダウン)である。
原因は、コストが82%アップの27億6900万ドルということ。

非GAAPベースで、純利益は14億3700万ドル(1株当たり純利益0.50ドル)。

Facebookのビジネスモデルは、広告。
モバイル広告の売上高は、今期総広告売上高の約76%。前年同期は62%。

月間アクティブユーザー数(MAU)は、14億9000万人以上、前年同期比13%増。
モバイルのMAUの増加率は、前年同期比23%増、13億1000万人。

Microsoft(MSFT)

Microsoftは、MSらしく大企業としては健在である。
ビジネスモデルはBtoBがコア。

モバイル部門のリストラを主として、過去最悪の赤字。

WindowsやOfficeが苦しい状況のようだ。

Surfaceは、伸びている。
Xboxも、伸びている。
クラウド関連も、伸びている。

Windows 10が公開されている。
新規開発のブラウザー、Edgeでの表示確認が必須。

非GAAPベースでは、6億3850万ドルの黒字、1株当たり純利益は0.62ドル。

Yahoo! Inc.(YHOO)

売上増だが、TAC(パートナーへの支払い)が拡大し、赤字に。

なお、非GAAPベースでは、1億5300万ドルの黒字、1株当たり純利益は0.16ドル。

GOOG、AAPL、AMZN、FB、MSFT、YHOOの株価と時価総額

アメリカの株価は、アナリストの予測との差分で上下することが多い。

Apple(AAPL)やFacebook(FB)は、予測との格差で下落気味。

Amazon(AMZN)も落ちついたが、Walmart(NYSE:WMT)がそれ以上に落ちついて、時価総額232.20B(28兆8207億円)と、完全にデジタルがアナログを凌駕。

時間内取引と時間外取引

時間内取引あとに決算が発表され、時間外取引で株価が大きく動くこともある。

時間内取引は、米国東部時間の、9:30~16:00。
時間外取引は、米国東部時間の、8:00~9:30、16:00~20:00。

結局、朝の8時から夜の8時までということである(笑)

各社の株価は下記のリンク先へ

今期の株価や時価総額

GOOG(Google)、AAPL(Apple)、AMZN(Amazon)、FB(Facebook)、MSFT(Microsoft)、YHOO(Yahoo)の株価と時価総額

2015年4-6月期 (単位:ドル)
 1株あたり($)Market Cap($)時価総額(円)
Google631.93445.86B55兆3446億
Apple122.99704.98B87兆5092億
Amazon529.00246.03B30兆5397億
Facebook96.99267.60B33兆2172億
Microsoft46.29366.78B45兆5284億
Yahoo37.6735.30B4兆3818億

1株あたりの値は米時間2015年7月28日 時間内取引最終のもの。
Market Cap(時価総額)は同上の株価に基づく。Bはビリオンドル。
日本円換算の時価総額は、日本時間2015年7月29日 12:50現在1ドル=124.13円。

前年同期の株価と時価総額

時価総額は、円高・円安などがあるので、ドル建てのほうを参考にしたほうが成長が分かりやすい。

2014年4-6月期 (単位:ドル)
 1株あたり($)Market Cap($)時価総額(円)
Google591.50405.09B41兆2179億
Apple96.76581.13B59兆1300億
Amazon320.52165.02B16兆7908億
Facebook75.07192.25B 19兆5614億
Microsoft44.30365.81B37兆2212億
Yahoo36.1036.56B3兆7200億

1株あたりの値は米時間2014年4月24日 時間外取引のもの。
Market Cap(時価総額)は同上の株価に基づく。Bはビリオンドル。
日本円換算の時価総額は、日本時間2014年7月25日 13:30現在1ドル=101.75円。